メイドインアビス公式アンソロジー

どうもホタテユウキです。

最近自身のことを遅筆ユウキと名乗っていたら不思議と定着してきました。速筆になりたいところです。

 

さて、今回は本業の『恋する寄生虫』とは違くアンソロジーのお仕事をしたのでその告知です。

メイドインアビス』の公式アンソロジーを再び描かせていただきました。

https://webcomicgamma.takeshobo.co.jp/manga/abyss_anthology/

以前にも一度お誘い頂いて、あまりにも重い内容とそのグロテスクさから没をくらい可愛らしい4コマを描いていましたが(しかも初めてのフルデジタルだった覚えが)、今回はショートストーリーとのことで内容も凝ったものにしよう頑張りました。

(結局今回は本質のフルアナログで描きました)

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あと訂正部分が2箇所だけありましたのでご確認下さい。

・P6の「い いやただのガラクタさ」は「いいや ただのガラクタさ」です。

・P8の「そうして...」は「どうして...」です。

 

今回このお仕事をお受けした時に10ページ前後のショートストーリーをとのことでした。ただメイドインアビスの魅力伝えるのに10ページ前後となると1億分の1程度くらいしか出せないなぁと感じたのでもういっそアビスの設定を引き継いだオリジナル回の様なものをしようと決めました。

僕が個人的にアビスの魅力として思っているのが時間のズレ、幻覚、といったアビスの呪いのギミックから起こる摩訶不思議な現象。これはSFちっくなものと相性抜群だと思っていたので今回のコンセプトはメイドインアビス+SFの様な感じで描いたのを覚えています。

最初実はライザを描きたかったんですね。一番好きなキャラデザだったので。そこでオーゼンが過去に鑑賞できる遺物の記憶を辿る設定を考えてたんですがページ数が遥かにオーバーしたので削っていった結果ライザは登場しないことに。どうしてこうなったんだ....悲しい....。

 

遺物の効果も結構細かく考えていました。最初は鏡の様なデザインにして、アビスの呪いの力場が自然光を歪ませ、そこに遺物が光の屈折角度を変化させ幻覚の実態をさせるみたいな設定でした。

その説明も10ページ前後だと邪魔となり消えて行きましてシンプルに呪いをアビス続けることで作動という形になりました。

30ページほどくれればもっと面白いものを描けたと思う...。悔しい。

 

アンソロジーとは本コンテンツのファンが読むものというのが十分分かっているのですが、内輪でワイワイ楽しんでるのを見せられるよりたまたまアンソロジーを読んで原作読んでみようかな...と思わせる漫画の方が僕は描きたいなと思ったので読み切りちっくで出来るだけアビスの魅力を出せる様工夫してみました。

ただアビスの背景はマジで骨が折れますね...細かい...

 

ストーリーにも色々仕掛けを用意しましたので是非読んでみてくださいね。

 

では。