『恋する寄生虫』の宣伝

f:id:Hotateyuki:20181116231816j:plain『恋する寄生虫』①のカバーイラストがAmazonの方でも公開されたりといよいよ近づいてきましたね。f:id:Hotateyuki:20181116232115p:plain


実は今秋葉原駅の電気街口改札のデジタルポスター(あの柱に液晶が埋め込まれてるやつ)でもこの『恋する寄生虫』のコミカライズの告知が流れています。ありがたいことです。あの秋葉原の駅改札に自分の絵があるというのが感慨深いですね。

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どうやらこのCMには後に声が付くそうです。深夜帯での放送もするらしいのでよろしければご覧下さいね。


『恋する寄生虫』①の購入特典については2店舗ほどありますので後に公開します。


今回の『恋する寄生虫』①のデザインを有馬トモユキさんにお願いしたのですが、本当に素晴らしい本となりました。表紙のカバーのマット系の加工がシャラシャラしてて凄く手触りいいですし、帯も特殊な紙でかっこいいし、デザインは素晴らしいしと本当に感謝しかありません。

https://mobile.twitter.com/tatsdesign


いよいよ発売が近くなりましたが、楽しんで頂けると嬉しいです。

引き続き少年エースで追って頂いてる方も、単行本で追って頂いてる方もよろしくお願いします。

近況報告とTwitterの件

お久しぶりです。生きています。ホタテユウキです。

 

 案の定、ブログが長く続きませんね。そういう性格なんでしょう。考えてみれば、瞬間的に言いたいことがあればその都度Twitterで呟いていたような人間でしたのでブログの意味があまりなかったので続かなかったんでしょうね。

さて、長い期間の間に環境がガラリと変わったので近況報告という名目で色々ここに綴りたいと思います。

 

 まず報告として一番に来るのがやはりこれでしょう。

 月刊少年エースにて『恋する寄生虫』の連載が始まりました。早いものでもうあっという間に4話も掲載されてしまいました。

そして単行本の第1巻も11月26日に発売です。是非皆様お手にとって頂けたら幸いです。

amzn.asia

 ここまで自分にあった題材を描かせて頂けることが光栄だし、ものすごい勉強にもなっています。正直全然原作に合わせて描いてる感覚はないんですよね。ただただ、運命的にピッタリだっただけなんです。原作者の三秋縋さんには感謝しかありません。描いていて本当に楽しいです。

 そんな単行本の『恋する寄生虫』には番外編として描き下ろし漫画が10ページ載っています。それはストーリーも構成も僕が作ったので(もちろん監修として三秋さんは関わっています。)原作とは少し違う雰囲気の『恋する寄生虫』も楽しんでみて下さいね。

 

 

 ・Twitterを辞めた経緯

 まず、何人かの人にはご心配をおかけしたかと思います。勝手にやめてしまって大変申し訳ありませんでした。

 

 大雑把にやめた理由を述べると「自分の絵に支障が出ていた事に気付けたから」です。Twitterをしていた当時の僕は無意識にもTwitterの圧力のようなものに囚われて絵を描いていたんですよ。いもしない存在に向けて描いているかのような感覚です。それは果たしてフォロワーなのか、それとも相互の絵描きさんたちなのか、それは自分でも定かではないんですが確実に存在しない『何か』の顔色を伺いながら描いてました。

 Twitterっていい意味でも悪い意味でもものすごい影響力があると思うんですよ。わかりやすく数字化された評価基準や、世の中の情報と注目されている傾向とかも瞬時に追えるんです。絵もTwitterに投稿すれば、ものすごいスピードで反響が返ってくる。それは絵描きとしては当然嬉しいことだし魅力的なものに見えてしまう。

 ただ、それが自分にはどうしても制御ができない。自分が心底弱い人間なんだということが分かってしまうんですが、あの反響のせいでどんどんとTwitterユーザーに媚びた絵を描く傾向に傾いてしまうんです。

 僕は本当にこんな絵を描きたいのか?という疑問が描き終わった後に波のように押し寄せてくるんです。正直その瞬間は苦しいです。前までの僕は誰かの為に絵を描いて、褒められて、それで楽しいように思えたんですが今は自分を解読したいかのような感覚で絵を描くのが楽しくて、人に媚びるとそれは僕じゃなくてもいいのでは?という感情が勝るんです。ユーザーが求める心地のいいラインや色使い、そのテンプレートのような記号に当てはめていくだけの作業のような連続の繰り返し、それが多分性に合わないんだと思います。

 時折、自分の過去作を見ていてよく描けたなって自信持って言えるものがあるんですが(個人的には同人誌で描いた「エリーゼのために」など)それはのびのびとカッコつけずに感情や自分の意思を作品にぶつけたものがあるんですよ。なんかロックのような素直さが出てるんです。大衆に受けようと努力をしてしまうとその「勢い」や「素直さ」がどうしても死ぬんです。すると途端に苦しくなるんです。やっぱクリエーターとしての唯一無二を生み出したい欲が貪欲にあるんだと思います。

 今の自分が果たして作家性のある絵を描けているのかと言われたら正直自信もないし、それこそ影響を受けた作家の片鱗がもろ見えてしまうまだ真似ごと段階の絵です。でも少しずつ少しずつ手探りで自分を探しています。あの自分でも納得いくような作品を描けた瞬間の感覚、あれを必然のように描けるようになりたいですね。今はそれが一番の作品作りへのモチベーションだし、一番大きな壁なんですよ。

 

 Twitterをうまく使える人は全然重荷にならないでしょうし、その段階にいない人なんだと思います。僕は天才でもないしそんな器用な人間じゃない。要領も悪いから絵だって描いた量分しか上手くならないし、人から技術を盗まないと発見すら出来ない。年が近くて上手い人とか見ると悔しいし、影響受けそうになる単純な人間です。嫉妬もめっちゃします。臆病で人の視線は気になってしょうがないし、でも結果は欲しい貪欲さもある。ただの凡人なんですよ。そんな僕はTwitterをやっていると自分じゃない自分を装ってしまうので、それが絵にも影響していることに気付けたので辞めました。

 周りからは宣伝効果とか落ちるじゃんとか、勿体無いとか言われちゃうんですが、歴代の伝説の漫画家たちだってそんなSNSなんて使わずしてあそこまで登れてるじゃないですか。結局いい作品は結果が付いてくると信じて、僕もこっそりと活動していこうかと思います。

 

 これからこのブログとかで宣伝とかできたらなーと思います。今後ともSNSは多分しないと思います。やるとしてもっと自立できる年齢とかになってからかなっと思います。

何か僕と連絡とりたい方がいらっしゃれば、ho.si.re.ru98@gmail.comまでメールください。

 

では。